第8回 カルマの法則・モコ占い師
カルマという言葉は聞いたことがあるでしょうか?
もとは仏教の基本的概念である梵(karma)のことで、日本では「業」(ごう)と訳されています。一般には過去の悪い行いを差しますが、実は善業といって、よい行いのことも含んでいるのです。
仏教には輪廻転生という考え方があります。 これはひとつの魂が何度も生まれ変わるというもの。そして、前世の行いが現世に影響することを「因果応報」または「カルマの法則」と呼ぶのです。
ネガティブな感情は悪いカルマに
仏教では前世の行いがカルマとなって後世に影響すると捉えていますが、私たちピュアハートでは、現世での行いもカルマとなって現世に影響すると考えます。ご相談いただく方の中には「なんで私ばかりこんなに不運なんでしょう?」「私ばかりついてない。不公平ですよ!」と嘆く方がいらっしゃいます。そして、私どもにはその理由がはっきりわかることが多いのです。チャネリングやスピリチュアルリーディングによって、その方の普段の行動や考え方がわかるからです。
人の悪口を言ったり、傷つけたり、誰も見ていないところでズルをしたり、怠けたり、責任を果たさなかったり…。そうした行動はもちろんのこと、胸に秘めている思いでさえも、霊的エネルギーを放ってカルマとなります。口に出さなくても、人を妬んだり、不幸を願ったり、世間に毒づいたりといったネガティブな感情は悪いカルマとなり、その因果が自分に跳ね返ってくるのです。
人間関係に置きかえるとわかりやすいでしょう。貴女が「この人はいや。嫌い」と思って接していると、その感情は必ず相手に伝わり、相手も貴女のことを嫌うようになります。逆に「この人にはこんないいところがある。素敵な人だ」と思って接していれば、相手も貴女に好意を抱くはずです。 「心の中は自由じゃないの!」と思うかもしれません。でも、考え方が自分に跳ね返ってくるということを考えれば、心に悪い考えを抱かないようにしようという気持ちになりませんか?
不幸を人のせいにしていてはいけません。誰かに幸福にしてもらおうと思うのもやめましょう。 不幸も幸福も他人に与えられるものではなく、自分が作り出すものなのです。行いや考え方をよいカルマにするよう心がけていれば、きっとよい因果=幸せが返ってきます。